CentOS 8が先行き不透明な今、懐かしのMIRACLE LINUXがライセンスフリー1となって公開された。 とりあえず無償提供の物を使っても2030年5月まではアップデートが提供されるらしいので期待できる。 CentOSの代替としてMIRACLE LINUX(以下 ML)を使ってみるのでその際の気付いたことをメモしていく予定。 日本発ディストリなので、ML関係の記事は日本語で書くよ。
気をつけるポイント
パーティション構成
自動構成だと/
と/home
でパーティションが分かれている。場合によってはまとめてもいいかもしれない。
インストール後
日本語入力は半角/英数
やCtrl + Space
を押してもすぐには出来無い。画面右上のタスクバーから日本語入力に切り替えると、キーボードでの切り替えが可能になる。(公式にも書いてある)
やってみたこと一覧
- pyenv, pipenvの導入
- GnuPGの導入
- Google Chromeの導入
- GNOME Classicへの切り替え
- Cockpitの導入
- VirtualBoxの導入
- MIRACLE LINUX on WSL2
- VSCodeの導入
VirtualBoxでやったこと
元のWindows10マシンにSSDを追加してMLをインストールし、物理SSDにアクセスするvmdkを用意する。あとはVirtualBoxにそのvmdkを追加するとWindows10が起動する。なおライセンスに注意。
気付いたこと
マスコット画像
/usr/share/backgrounds
にみらくるちゃんとカーネルくんの背景画像が存在する。
ちょっとしたメモ
ホームディレクトリのフォルダ名を英語にする。
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
RDPサーバを動かす
ここを参考にEPELを有効にした後下記のコマンドを実行する。
$ sudo dnf install xrdp tigervnc-server
$ sudo systemctl start xrdp
$ sudo systemctl enable xrdp
GNOME classicで使いたい場合は追加で下記のコマンドを実行する。元に戻す場合は/etc/sysconfig/desktop
を削除の事。
$ sudo sh -c 'echo "PREFERRED=env GNOME_SHELL_SESSION_MODE=classic gnome-session --session gnome-classic" > /etc/sysconfig/desktop'
C# sdkのインストール
$ sudo dnf install dotnet-sdk-5.0